JAZZ TODAY 2日目

 ってことでライブは見れそうなので、トルペニと二人で小空間に向かう。
開場20分くらい前で、もうかなり長い列ができている。昨日とは大違いだ
自分達はそこそこの位置に座れたけど、2階まで立ち見が入っちゃう位の大入りでした。
 
 最初は晩年のデレク・ベイリードキュメンタリー映画の上映。
基本的にはセリフも、大きなカメラワークもなくて、
淡々と彼の日常の断片を切り取っていくような、所謂前衛て感じかな、わかんないけど。
最後はギターの生音での即興がしばらく続いて終わり。
デレク・ベイリーをそもそも知っている人なら興味深い内容なんだろうけど、
前提知識のない自分は若干置いてけぼりになった感があった。ただ、ギターは凄かった。
機材トラブルか、テープの問題か、音の途切れや意図しないノイズがかなりあって、
監督さんがかなり不服だったみたい。途中で「止メテクダサイ!」って叫んだりしてた。
確かに見てる側としても、音が途切れたりすると物すっごく気になっちゃうからね。
なので、土曜日にまた再上映が決定だそうです、次は問題ないといいですね。
 
 その次はCOMBO PIANO、名前は良く見るけど音を聴くのは初めて。
ピアノで音を出して、それをサンプリング加工(?)してサイン音っぽくして、
それでループを組んで、その上でピアノを弾く、短かったがかなりよかった。
 
 次は大友良英ソロ、完全なるノイズギター。もう会場全体が音の塊になっている感覚。
かなり高周波なフィードバックのタメや、弾き始める瞬間の空気感とか凄まじいよ!
テンション上がりまくりでした。にしても大友さんのノイズ演奏姿は痺れる。
トルペニが意外にも気に入っていた様子。2001年宇宙の旅とか言ってた。
 
 続いてジム・オルークのギターソロ。こちらはさっきのノイズとは打って変って
ほとんど生音からのスタートで、メロディアスなインプロ。
シューゲイザーっぽくなって盛り上がる所とか、凄く良かった。
演奏時間は長めだったものの、構成がしっかりしていて飽きさせない。
ただ、12時までに履修登録を済ませなきゃいけないっていう状況のために、
「まだ終わらないのかな」とか少し思ってしまったのが残念。
 
 その後は出演者達によるデレク・ベイリーに関するトークセッションがあったんですが、
それを見ちゃうと、履修登録できずに留年決定の恐れがあったので、泣く泣く見ずに帰りました。 
 
 ってか、やっぱりこれだけ見れて無料、しかも駒場でって本当に素晴らし過ぎる!
大友さんが「こうやって無料で見せちゃうから、金取るライブに人が来なくなる」
なんて言ってましたがw、やっぱり懐事情の厳しい身としてはありがたいことこの上ないです。
という事で、やっぱり明日以降も見に行くつもり。明日は南博も来るピアノな日です。